言い換え

相手にそっと配慮するときの英語。「もしよかったら」「もし嫌じゃなければ」の丁寧表現

yayoi

英語で何か提案したいとき、「押しつけたくない」「気を使わせたくない」そんな微妙なニュアンスを込めたい瞬間ってありますよね^^

日本語では自然に言える「もしよかったら…」、「もし嫌じゃなければ…」。でも、これを英語にしようとすると、つい「Do you want to 〜?」だけになってしまって、ちょっとストレートすぎる…と感じる方も多いはず。今日はそんな時に使える、やさしくて上品な“遠慮提案”フレーズを紹介します。

「もしよかったら」の言い方【5選】

Would you mind if I〜?

直訳は「私が〜したら気になりますか?」。つまりニュアンスは「もし嫌じゃなければ…」「差し支えなければ…」少し控えめで丁寧、とてもポライトな表現です。

例文

Would you mind if I call you later?
(あとで電話しても大丈夫?

Would you mind if I joined you?
もしよかったら一緒に座ってもいい?

「NO(嫌です)」と言わせないためのやさしさがあります。

If you don’t mind,〜

こちらは少し柔らかく、会話ではとても自然。直訳は「もしあなたが気にしなければ」。日本語の「もしよかったら」に近い使用感です。

例文

If you don’t mind, could you help me with this?
(もし嫌じゃなければ、これ手伝ってくれる?)

If you don’t mind, can I ask you something?
(もしよかったら、ひとつ聞いてもいい?)

丁寧だけど温度感は穏やか。友達にも仕事でも使える万能フレーズです◎

If it’s okay with you,〜

直訳すると「あなたがOKなら」。相手への配慮が感じられる、柔らかな言葉です。

例文

If it’s okay with you, I’d like to meet on Friday.
もし都合が良ければ、金曜日に会いたいな。)

If it’s okay with you, I’ll send the file now.
いいなら、今ファイル送るね。)

少し親しみがあり、話し言葉らしい響きです。

Only if you’re comfortable.

直訳は「あなたが大丈夫なら」。これは、相手の気持ち・負担・タイミングを尊重する言い方。英語圏では特に、相手の境界線(boundary)を尊重する会話の形としてよく使われます。

例文

We can talk about it — only if you’re comfortable.
(話せるなら話そう。無理なら全然いいよ。

どこか思いやりのある響きがあります。

No pressure — only if you’d like.

直訳すると「プレッシャーはないよ。あなたがしたいなら。」つまり「無理にとは言わないからね」という優しい断りの余白つき。

例文

You’re welcome to join us — no pressure, only if you’d like.
(よかったら来てね。もちろん無理にとは言わないよ。

招待・提案・お願い、どれにも使えます。

終わりに

言葉には、意味だけじゃなく距離感や気遣いまで映し出されます。同じ「お願い」でも、相手の気持ちにスペースを残す言い方は、会話をぐっと心地よく、優しいものにしてくれます^^

日本語の「もしよかったら」「無理しないでね」が、英語で自然に言えるようになると、コミュニケーションが少し柔らかく、そして深くなります。また他の丁寧表現も、ゆっくり紹介していきますね^^

ABOUT ME
YAYOI
明治学院大学文学部英文学科卒。英検準一級保有。大学時代は言語学、社会言語学ゼミでポライトネスについて専攻。大学2年生で、英国のイーストアングリア大学へ留学。現在は、趣味で実際の英会話で自然に使える「丁寧な英語表現」を中心に学習したものをブログに載せています^^
記事URLをコピーしました