「大丈夫だよ」を英語でやさしく伝える「No problem」以外の言い方【8選】
誰かに謝られたときや、思い通りにいかなかったとき、日本語だと自然に「大丈夫だよ」「気にしないで」と言えるのに、英語になるとつい「No problem. 」ばかりになってしまう……そんな経験、ありませんか?
もちろん No problem でも間違いではありません。でも実は、状況や距離感によって、もっと優しく、もっと丁寧に伝えられる表現があります。今日は、そんな 「相手を安心させる英語」の言い方をいくつか紹介していきます。気持ちの温度まで添えられる英語表現は、会話をぐっと柔らかくしてくれます。
“No problem”は少しカジュアル?
まず最初に、少しだけ知っておきたいこと。No problem. は短くてシンプルな表現ですが、時に「雑に聞こえる」「事務的」「突き放す感じがする」と言われることがあります。
なので、丁寧に返したいときや、相手が気にしているような様子のときは、それより柔らかい表現を選ぶと印象がぐっと変わります。
やさしく返す言い方3つ
No worries.
直訳すると「心配しないでね」。ニュアンスとしては、「本当に気にしなくていいよ」という温かさがあります。
- No worries — take your time.
(大丈夫、ゆっくりでいいよ。)
It’s totally fine.
直訳すると、「全然問題ないよ。」相手を責めていないことが優しく伝わります。
- It’s totally fine. I understand.
(本当に大丈夫。わかってるよ。)
Don’t worry about it.
直訳すると「そのことについて心配しないで。」少し寄り添うような言い方です。
少し丁寧に伝えたいとき
Not a problem at all.
“No problem” より丁寧で柔らかい言い方。語尾の at all が謙虚さと優しさを添えます。
Thank you for letting me know.
これは、相手が謝ったときの返しとしてとても上品です。直訳すると「教えてくれてありがとう」。つまり、「遅れたことより、知らせてくれたことに感謝している」というスタンスになります。
- Thank you for letting me know. No worries at all.
(教えてくれてありがとうね。気にしないで。)
Please don’t worry about it.
少し丁寧で、落ち着いたトーン。相手が恐縮している時にぴったりです。
あたたかい雰囲気を出したいとき
All good.
とても自然でポジティブ。直訳すると「全部いい感じ」。
It happens.
失敗や遅れに対して、「そういうことってあるよね」と受け入れる言い方。責める空気が一切ない表現です。
会話で自然に使うコツ
英語では、単に許すだけでなく、相手の気持ちを軽くする言い方が好まれます。
例えば、

Oh no worries — just reply whenever you can. No rush at all.
と言えば、
- 許している
- 急いでほしいわけじゃない
- 相手のペースで良い
というメッセージになります。短いひと言でも、そこに添える気持ちで印象は変わります。
まとめ
- No problem は悪くないけれど、ややカジュアル
- 好印象の返し方は状況によって変わる
- No worries / It’s totally fine / Not a problem at all / It happens
- 相手が謝っているときは
- Thank you for letting me know がとても上品
英語は、ただ意味を伝えるだけでなく、相手との距離感や優しさを言葉に込められる言語です。
次にメッセージを返すとき、ひと言だけ変えてみてください。それだけで、会話が少しやわらかく、気持ちよく流れていきますよ^^
